本共同研究は、日本大学の「平成30年度学部連携スタ-トアップ研究費」の支援を受け、2019年3月1日に日本大学芸術学部においてシンポジウムを開催した。
このシンポジウムにおける当研究メンバ-の報告は、「南方日本人社会史の可能性」(町田)、「帝国日本の「南方メディア」を巡る研究の現状と課題」(石川)、「金丸重嶺・国策としての写真活動」(鳥海)、「南方従軍作家・林芙美子と『ボルネオ新聞』」(山下)で、その他2本の報告とともに計6本の報告が行われた。この結果、「南方」地域における社会史・メディア史を概観するとともに、「南進」メディアの特質と「南方」地域で活動していた日本人について、従来検討されてこなかった研究フレ-ムを確認共有することができた。